睡眠不足は乳がんリスクに

2012.8.28, EurekAlert より:
     
1日の睡眠時間が6時間以下だと、乳がん再発のリスクが上昇―米国ケース・ウェスタン・リザーブ大学の研究。なお、興味深いことにこの傾向は閉経後の女性にのみみられるとのこと。
研究チームは、同大学の関連病院に通う412名の閉経後乳がん患者の医療記録と、アンケートにより得られた最近2年間の平均睡眠時間とを分析した。すると、平均睡眠時間が6時間以下の女性は、オンコタイプDX検査による再発スコアが高くなることがわかった。
オンコタイプDX検査は、乳がん細胞にある21種類の遺伝子の解析をし、その発現の仕方や活性度に基づき再発スコア(0-100の数値)として報告される。再発スコアは乳がん再発の可能性のほか、治療方法の選択をする上での指標ともなる。
なお、睡眠時間と再発スコアの相関は閉経後女性では強い一方で、閉経前女性ではその傾向は見られなかった。閉経前と後で、乳がんの基礎をなす機序は異なることが知られているので、睡眠は閉経後の乳がんの発現に特に関係する経路に影響を及ぼす可能性があると思われる。
出典は『乳がん研究と治療』。  
    

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